2014/03/28(金) 00:00 | PCエンジン(PCE) |
アフターバーナーⅡ(PCエンジン版) |
アーケード PCエンジン メガドライブ ファミコン 3DS
アクション シューティング
グラフィック:★★★★★
音楽:★★★☆☆
面白さ:★★★★☆
難易度:★★★☆☆
貴重さ:★☆☆☆☆
皆さん、こんにちは。
もぐらです。
本日はアーケードの一世を風靡した体感ゲームをレビューします。
アフターバーナーⅡ!

アフターバーナーⅡはセガのAM2研が開発、1987年7月20日にリリースされたアーケード作品です。
3D体感シューティングとして、拡大縮小回転機能を活かした迫力あるグラフィックで大人気でした。
家庭用には多く移植されており、ファミコン、メガドライブ、今回のPCエンジン以外にもPC、32X、SSやGBAにも移植されております。
PCエンジン発売当初から移植は決まっておりましたが、この作品も材料が3Dなので、開発は難航し、延期を何回も繰り返しました。
ようやく発売されたのは1990年9月28日、メガドライブ版のリリースから約半年遅れです。
自機の発射シーンを見事に再現している・・・芸の細かい移植

ご存知のとおり、PCエンジンは8Bitの低性能マシンです。
当然拡大縮小回転機能は搭載されておらず、如何に少ない容量で擬似的に3Dを表現するのかが重要です。
実際のグラフィックは家庭用の8Bit機のスペースハリアーやアウトラン同様にパラパラ漫画のように奥から手前に徐々にグラフィックを切り替えながら表示しています。
後は反転機能や、スプライトを高速に切り替え表示することで擬似的に拡大・回転を表現しています。
開発を担当したビッツラボトリーの骨を折る作業に感服します。
様々な表示物体を小さなものから徐々に大きなものに何回もドットで描きこんでいるスタッフの気合と労力に涙せずには居られません。
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嘘だがな!

アーケードと遜色ないグラフィックに感動・・・しかも滑らかな表示!

実際にはPCエンジンの機能を限界まで活用し、驚くことに60fpsの表示を実現しています。
驚くことにゲーム中に自機の戦闘機を補給する空母や補給機の拡大縮小表示を再現しております。
<ストーリー>
A国海軍のパイロットが最新鋭戦闘機F-14XX(ダブルエックス)に搭乗し、Z国の包囲網を突破し機密兵器情報の入ったフロッピーディスクを輸送する。おびただしい数の敵機を機銃とミサイルで爽快になぎ倒し、地上攻撃や離着陸、空中給油をしながら、プロトタイプであるIは18ステージ、完成版のIIでは23ステージを戦う。
給油シーンも補給機の拡大縮小で表示!

基本的に昨今の物理エンジンを駆使したようなリアルなシミュレーション的な要素は全く無く、操作しやすい、ゲーム的な作品です。
その為、万人に楽しめるこの方向性は決して間違いではないと思います。
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楽しけりゃイイんだ!

基本的にTPS(三人称視点)の戦闘機を操って、ひたすら奥から襲ってくる敵機の攻撃を避けながらロックオンして攻撃するのが全てです。
自機の攻撃は近距離攻撃用の弾数無限のバルカンと弾数制限のあるロックオンして発射するホーミングミサイルのみ。
パワーアップが一切できない事に漢気を感じます。
特徴として自機の速度を速めたり遅くすることが出来るので、後方からの攻撃や激しい前方攻撃にはこれは必須な動作です。
もぐらはひたすら連打して常に最高速で進むのが好きであります。
油断すると敵機のホーミングミサイル一発で即身成仏であります!

このPCエンジン版は時間を掛けて開発した甲斐があって、レベルの高いにアーケード移植を実現しております。
グラフィックは非常に丁寧に描きこんであり、高速に切り替え表示しているので、滑らかに自然に3Dを表示しております。
自機から発射するミサイルや敵のミサイルの煙だけでなく、破壊した敵機の爆炎までも細かく表示しているのでPCエンジンに拡大縮小回転機能があるのでは?って勘違いするくらいレベルが高いです。
操作性は快適で、オプションで、上下の反転を設定できるなど、ユーザーフレンドリーな細かい部分に好感が持てます。
音楽はアーケードより貧弱なPCM音源なのでかなり劣化していますが、頑張っています。
様々なアーケードのオブジェが削除されていても問題無し!

PCエンジンには数あるアーケード移植作品はありますが、間違いなくトップレベルの作品であることは間違いないです。
世代が変わり、セガがサターンが30fps表示のバージョンを出すまではこの作品以上に上手に移植を成功させたものはありません。
もし、家庭用完全移植版を所望するファンであれば、ドリームキャスト(DC)版を入手するしかありません。
ボーナスステージでも壁に激突する危機があるので注意!

スコア:88/100
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8Bit家庭用のゲームの名作だ!

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